昇格論文

インバスケットと同様に分かりやすく書く

あるテーマに沿って1000字から5000字ほどの文字数の枠内で、論理的に論述する試験です。 表現力や論理性、考察力や問題意識などを評価します。

昇格論文試験で大事なことは、「課題に対する答え」になっているかです。多くの方が昇格論文を書いているうちに論点がずれたり、すり替わったりするのです。

評価者から見ると、論文のテーマに対しての論述になっていないことが多いのです。したがって、論文を試し書きし、他者に読んでもらい、自分の論文のクセを把握することが大事です。

昇格論文作成のポイント

読みやすい文章を書く

論文を書いていると、書き手の思いばかりが先行し、改めて読み返すと非常に読みにくい文章になっていることが多いのです。書いてからの修正は難しいので、書いているときも常に読みやすい文章を書くことを心掛けます。

テーマに対する論述や回答になっているか

評価者に分かりやすく、テーマに対して言いたいことをバシッと書く。あとの文章はその論点の説明や仮説であると思ってもよいでしょう。

主体的に書く

昇格論文を書いていると、客観的になりすぎたり、評論家になったりしてしまいます。あくまで主人公は自分であることを頭に入れ、主体的に書きます。

言葉を知る

昇格論文を読まれて「この人は言葉を知らないな」と思われないように日頃から新聞やビジネス書を読んで、単語を覚えましょう。

例えば

・協働意識

・意思疎通

・参画意識 

などの言葉がスッと出てこないときは要注意です。