メンタルヘルス

ストレスチェック

職場では、複雑な人間関係やリストラ、配置転換などで多くのストレスを受けることがあります。その結果、うつ病や職場不適応などのメンタル面の障害が発生することがあります。

あなたは課長として、部下に対するメンタルヘルス活動を行う必要があります。

しかし、それらの知識がない、あるいは対処法が分からないと、いざというとき、課長としての仕事を果たすことができません。

ストレスとは

もともと物理学で「ひずみ」という意味で使われてきましたが、私たち人間にとっても使用されるようになりました。

私たちは外界から様々な刺激を受けることで心に「ひずみ」が生じ、それに対する反応がストレスとなって現れるのです。

ストレスをためると

ストレスは、私たちの日常生活でも必ず受けるものであり、ストレスを無くすことはできません。

あえて言うならば、受け入れざるをえないものも多く、逆にストレスをためないようにするべきなのです。

自分でストレスの蓄積量を知り、その発散法を心得ていればよいのですが、自分も、そして周りも知らないうちにストレスをためてしまい、それが体や精神面の異常として表れてく るケースも増えているのです。

課長としてするべきこと

まずはセルフケアが重要です

部下などの他人を気づかうことや、支援をすることは重要ですがあなた自身が精神面・肉体的に健全でないと、それらを行うことはできません。

また、課長という役職は中間管理職の代表的な役職です。だからこそ自分自身のセルフチェックやセルフコントロールなどのケアが必要なのです。

予防が第一

まず、ストレスをできるだけ受けないようにするべきです。ストレスの元を排除できるよう、職場の環境や仕事の方法をチェックしましょう。

例えば騒音であったり、仕事の方法が危険だったりというストレスの要因となる問題点を発見することです。

部下の異変に気をつける

日頃と違う行動をとったり、言葉を口にしたりすることは何かの異変です。

この異変のサインに気づくことが重要です。例えば、今まで遅刻などしなかった部下が遅刻したり、仕事のミスが急に増えるなどの現象があると、何かおかしいなと、課長であれば気づいてあげてほしいのです。

ただ、遅刻や仕事をミスしたということを叱るのではなく、それをしてしまったその人自身に焦点を当ててほしいのです。

もし部下に精神面、肉体面の不調が発生したら

はっきり言って、あなただけでは手に負えません。

一刻も早く専門家などに相談し、チームとして対処しましょう。企業には、産業医や心の相談員、カウンセラーなどが居ることがあり、それ以外にも外部機関を活用することも重要です。