課長に必要な視点

組織の使い方

課長に必要なインバスケット的な視点

課長の視点とは

 一つの事柄もそれを見る人間の立場によって大きく映り方が異なります。
 それは職場でも同じで、担当者の立場、係長の立場、そして課長の立場、さらにもっと上位職の立場でも大きく異なります。

 あなたが課長になるにあたって必要なのは、課長という立場の視点だけではなく、部下の立場や上司の立場などの視点も含めたインバスケット的な視点なのです。

 インバスケットでは、様々な役職になり切り、案件処理をしていきます。いろいろな案件を様々な役職や立場の視点で捉え、判断するトレーニングをすることで、上司の立場から見た問題点や、部下の立場から見た問題点などインバスケット的な視点で問題を発見することができるのです。

 とは言え、課長としての視点を持っている事が大前提です。

 課長の視点がよく分からない方は、まず課長職で設定されたインバスケット問題集でトレーニングを行いましょう。

インバスケット問題集

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組織の活用

 課長になると、一つの部署の責任者となり、リーダーとなります。ここでよく陥る症状が「おれが大将病」です。一つの部署の長になり、部下がつくと、自分の行動を管理する人が減るので悪く言えば「やりたい放題」となることもあります。

 しかし、忘れてはならないのは、あなたは企業の中の一つの部署を運営する権限があるだけということです。企業の中の一つの部署ですので、方針や規範などもあり、周りのいろいろな部署と常に連動しているのです。

 ここでもインバスケット的な考え方が必要です。

 組織図を理解し、自分の部署の行動がどの部署に影響を与え、逆に支援を得ることができるのかはインバスケット的な視点で常に確認しなければなりません。

 このようにインバスケット的な視点や考え方を学ぶことで真の課長力となるのです。

インバスケット・レポート

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